内科病棟について

内科病棟について

私は、内科病棟で働いています。
勤めている病院は急性期病院なんですが、実際には、長期入院している高齢者の方がとても多いんです。

というのも、退院しても帰る先がなかったり、家族がいなかったり、在宅での介護を依頼しても、家族も配偶者も高齢の為難しかったり、
といったケースが沢山あるからなんです。

ケースワーカーが中に入って、老人施設や療養型の病院を探してくれるんですが、現在では、どこの施設も一杯で、利用者待ちの状態です


転院先が見つからない為に、病院での滞在日数が増えてしまうという結果です。
このように、行き場のない高齢者の方が多いので、看とりまで行うケースも、決して少なくありません。

高齢者の方は、いろいろな疾患を持っている事が多く、たとえ内科病棟でも、整形外科や脳外科の治療や処置を行ったり、
それぞれの科の内服の管理が必要となります。
その為、内科以外の知識や経験が必要となってくる場合もありますね。

外科病棟というのは、オペの為に入院し、オペが終われば退院する方がほとんどで、滞在日数は短いですよね。
それに比べると、内科病棟は、帰る先のない高齢者の入院先として、一番手っ取り早い感じで、治療のゴールがない方も多く、
患者さんの滞在日数は増えてしまうばかりです。

このような高齢者の患者さんを見ていると、何とも言えない悲しくて辛い気分になる時があります。
長期入院していても、誰もお見舞いにくる事がない、という患者さんも少なくないんですよ。

高齢者社会が進むにつれて、ますます問題点が増えてくると思いますが、1人でも多くの高齢者の患者さんが入所できるように、
長期療養型の病院や、老人施設の拡充を、一日も早くして欲しいと思っています。

2013年9月30日|